究極のスパルタ上達方法!もういっそプロになってしまう!
絵が上手くなるために、ものすごく究極的な方法を教えます。
それはもうさっさとプロになってしまうことです。
絵の仕事をするのに資格もお金も要りません。イラストレーターであれば、プロを名乗ればその瞬間からプロになれるのです。
大丈夫、医者でもなんでもないのです。あなたがプロとしてちょっとミスしたからといって人が死ぬことはありません。
なぜプロになると上達するのか
さて、なぜプロになると絵が上手くなるのでしょうか。
それは否が応にも絵を毎日描く、それも質を求めて描くことになるからです。
例えばアニメーターになれば、今まで描いていた量とは比べ物にならないほどの物量の絵を描くことになります。
いやだ、とか、今日はめんどくさいから練習いーや、とかそういうのが許される状況ではなくなるのです。
絵が上手くなるためには描く以外の近道はありません。結局、量をこなすことで上達していくのです。
しかも、やみくもに量をこなすのでは意味がありませんが、お金をもらうのですから、必ず一定以上の水準のものが求められ、手抜きが許されません。
例えるなら、5kgのダンベルで筋トレを繰り返すよりも20kgのダンベルで繰り返したほうがより効果的なことと一緒です。
高負荷×反復のスパルタトレーニングの効果は並大抵ではありません。
もっと極端に例えるなら、空気に向かってパンチするよりも、実際に人に対してパンチをしたほうが実践的でより効果の高いトレーニングになるということです。
人生見切り発車も案外大事
マンガ家で絵が下手な人が、連載の途中でどんどん絵が上手くなっていく様を目撃したことはありませんか?
これもプロとして活動してるから上達したという例のひとつです。
例えばこれが、俺は絵がまだ下手だから…という理由でいつまでも尻込みしていたら果たしてそこまでのスピードで上達することができたでしょうか?
完璧を求める気持ちはわかりますが、それもほどほどにしないと、いつまで経ってもスタートが切れないのです。
プロとしては不十分な画力でも、さっさと見切り発車してから上手くなることだってありです。
世の中のプロの中にはそこらへんのアマチュアよりも絵が下手な人はわんさかいます。
それでも仕事が来るのは、プロを名乗っているからです。クライアントとしては、プロとして活動していない人よりもプロとして活動してる人へのほうが発注しやすかったりします。
どうやってプロになるのか
アニメーターになる
アニメーターになるには、制作会社や作画スタジオのホームページを調べて、求人の出ている所へ電話や郵送で応募しましょう。
地方に居る方は、面接する度に上京するのは大変なので、ある程度日時をまとめて約束して一回の上京でたくさん面接できるようにしましょう。
地方だと、気を遣って電話で面接してくれるスタジオもあります。
ちなみに、この記事は特にアニメーターになることを推奨しているわけではないことを言っておきます。
アニメーターで食べていくのは大変です。アニメーター以外にも絵でお金をもらうことは可能です。
アニメーターを目指す人はそれ相応の覚悟を持って望んでください。
もぐらの歌―アニメーターの自伝 (アニメージュ文庫 (P‐003))
アニメ監督・アニメーター・美術・声優―アニメーションにかかわる仕事 (職場体験完全ガイド)
イラストレーターになる
イラストレーターになるためには、何の面接も人からの合否判定も要りません。
名乗って仕事を募った瞬間からあなたはプロです。
イラストレーターが仕事をもらうためには、クラウドワークスなどのSOHOサイトで仕事に応募したり、ココナラというスキル売買サイトで自分でサービスを始めたり、あるいはイラストレーターを抱えているサイトなどに登録するなど色々な選択肢があります。
そのうちに、名前が売れて有名になれば、向こうから仕事がやってきます。
ツイッターなどのSNSで活動するのも最近では有力な宣伝方法です。
プロのイラストレーターになる!: イラストでお金を稼ぐ50の方法
イラストレーターになるには (なるにはBOOKS)
漫画家になる
漫画家になるためには、各紙で開催されている漫画賞へ応募し受賞したり、持ち込みなどを行いましょう。
編集者の目に留まれば、担当がアドバイスや方向性についてやり取りをしてくれるようになります。
最近では、マンガボックスインディーズなどですぐに連載を始めて、先読み支援という機能で収益化することもできますが、1回の先読みで75円なので生活費にするにはよほど人気の漫画家にならないと厳しいでしょう。
推薦図書:快描教室―きもちよ?く絵を描こう! マンガの悩みを一刀両断!! ComickersMOOK
まとめ
プロになるにしろ、ならないにしろ、毎日質を求めた上で量をこなすというのは、画力向上にもっとも成果のある方法です。
手抜きやいい加減な仕事が許されない、という状況・プレッシャーがプラスに働いてくれます。
将来的にプロを目指している人は、選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
完璧な絵じゃなくても案外需要はあったりするものです。