手を描くコツ(2) 握りこぶし
前回のつづきです。
手の構造や特徴を知り、空でもそれっぽい手を描くコツです。
握りこぶし
握った拳を正面から見るとこのようになります。
ここでも、手をそれっぽく描くための法則が見て取れます。気づいたでしょうか?
手を握ると内側に収束する
赤線で引いたように、指は握ると内側へ向かって収束しているのがわかると思います。
これが握りこぶしをそれっぽく描くコツです。ここをまっすぐに描いてしまうと違和感のある絵となってしまいます。
簡単に描いた時こそ違いがわかるかと思います。右の拳は違和感がありませんか?
あまりぎゅっと握ってる感じがしませんよね。
人の目は常に人間を見慣れているので敏感です。ちょっとしたコツを摑むだけで、ガラッと絵の印象が変わり説得力が増します。
常に観察を怠らないようにしましょう。