服のシワを極めるならこの人を真似よう
服のシワがどうできるのか、どう描いたらいいのかという悩みは絵を描く人なら誰しもが持つ悩みであると思います。
服のシワの法則自体は、詳しい本があるのでそちらに任せるとして。
詳しい本 => 服のシワの描き方マスターブック (ナツメ社Artマスター)
服のシワを写真を参考にしたからといって、どの線を拾うかというところに個性が出ると思います。
写真を参考にしてみたけどいまいち、線を引きすぎて絵のバランスが悪くなったということもあるでしょう。
今回は服のシワの描き方を参考にするのに、絶対にオススメな2人を紹介したいと思います。
シワスタカシ
シワスタカシさんは作監等を務める一線級のアニメーターです。名前の由来にもなっている通り、シワにこだわりがあり、服のシワを描かせたら右に出るものはいないほど説得力のあるシワを描かれています。
特に女の子2人が座ってPSPgoをしている絵 (830×1000)では、腕を曲げた部分の制服のシワがとても立体的で参考になるのではないかと思います。もちろん着ている服の厚みや質感によってシワの出来方は変わってくるので、すべてこのパターンに当てはめようとしてはいけません。
このシワのでき方はどちらかというと、薄く比較的固い生地の場合にこういった腕から浮く膨らみの空間ができるシワになるかと思います。
dismaless 博
博さんは、素性はよく知りませんが、とても画力が高く服のシワも抜群にうまい絵を描かれる絵師さんです。
どれも上手くて参考になるものばかりですが、特にセーラー服を着た女の子の連続写真のような絵では、物理法則に従った自然なセーラー服のスカートの描き方が学べるんではないかと思います。
他にはキュアレモネード(プリキュア5)の絵などで、袖口のひらひらの描き方が非常に参考になると思います。
ひらひらはただ単に波線を描けばいいというものではないことに気付かされるでしょう。
その他のオススメ
他には、ネットではなくアニメになりますが、「劇場版 NARUTO大活劇 ! 雪姫忍法帖だってばよ !! [DVD]」ではNARUTOと雪姫が酒場での掛け合いのくだりが本田雄というトップアニメーターが担当されている部分なのですが、ナルトが店内に入ってくるところから、カカシによる写輪眼のところまでが、服の皺のアニメーションが異常なまでにこだわっていて、描き方の参考になるかと思います。
ぜひとも一回は見て欲しいパートです。